人工芝お庭マーケットは株式会社ラテリアが運営する人工芝総合サービスです。東日本を中心に個人、法人様向け施工、DIY用商品販売を行っています。
【コラム】バルコニー・ベランダに人工芝を設置するメリットとデメリット
自宅にお庭がないマンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方は、芝生のある庭を諦めていませんか?
確かに土の上に敷く天然芝をバルコニーに敷くことはできませんが、人工芝ならバルコニーにも敷くことができます。
最近の人工芝は、本物の天然芝そっくりに開発された品質の良いものが多く、その上バルコニーのようなコンクリートの上でも敷設できるので、集合住宅にお住まいの方でも気軽にご利用いただけます。
ここでは、バルコニーに人工芝を設置する際に気になるお手入れ方法やご留意点など、設置前に知っておきたい基本情報をご紹介します。
【弊社のバルコニー・ベランダへの設置事例です】
バルコニーに人工芝を設置する方の理由
主にマンションやアパートなどの集合住宅で、お庭がない方はバルコニーに芝生の設置を検討されるかもしれません。
コンクリートのバルコニーは、部屋から見ると殺風景で、物足りなさを感じる方もいるでしょう。
実際に芝生を敷くとなると、土に根を張って生えている天然芝をバルコニーに設置することは、現実的ではありません。
バルコニーに芝生を設置される方は、必然的に人工芝を選ぶことになります。
人工芝なら、集合住宅に住んでいても自宅のバルコニーに芝生のきれいな庭をつくりたい!という夢を実現できます。
室内の部屋に隣接するように芝生を敷くことで、部屋がもうひとつ増えたような感覚になります。
バルコニーに人工芝を設置するメリットとデメリット
人工芝を設置するメリット
バルコニーに人工芝を設置することで次のようなメリットがあります。
・戸建てでなくても庭づくりを楽しめる
・部屋がもうひとつできたような感覚
・子どもが素足で気軽に遊べる
戸建ての庭は、室内から庭に出る際に、段差があったり靴を履いたりしなければなりません。
しかし、バルコニーなら室内の部屋と隣接するようにして人工芝を敷設できるので、段差はありませんし、靴を履かずに移動できます。
このように気軽に移動できると、部屋がもうひとつ増えたような気持ちに近いものがあります。
小さい子どもでもフカフカの人工芝の上なら、素足で遊ばせても安心です。
人工芝を設置するデメリット
一方で、バルコニーに人工芝を設置するとこのようなデメリットもあります。
・水分を溜めやすく、カビが生えることも
・夏は高温注意
・定期的な張り替えが必要
屋外に天然芝や人工芝を敷く場合は、雨が土に浸透していくので問題ありませんが、バルコニーの人工芝の場合は、コンクリートが水分を吸収するのではなく、水がしっかり排水溝に流れ出るかがカギとなります。
排水溝まで流しきれなかった少量の水分が、長期間にわたって放置されているとカビが生える原因にもなるので、できるだけ早く乾燥するのがおすすめです。
また、人工芝は芝色の変色や水はけが悪くなるなどの経年劣化があるため、定期的に張り替えが必要となります。
新しい人工芝を敷設してバルコニーの模様替えをする気分で張り替えを楽しんではいかがでしょうか?
バルコニーに人工芝を設置する際の注意点
では、実際にバルコニーに人工芝を設置するときに、最低限気をつけていただきたいことをご紹介します。
1.水はけが良いものを選ぶ
バルコニーに人工芝を敷くときに一番気をつけていただきたいポイントです。
人工芝の芝糸は、ポリエチレンでできており、天然芝とは違い水分を吸収しません。
その代わりに水たまりをつくることもありませんので、その点は大きなメリットといえますが、市販されているすべての人工芝が水はけがよいものとは限りません。
人工芝の水はけが悪くなると、バルコニーと芝の下地の間が多湿状態になり、カビが生えたり害虫が発生したりするので、人工芝を選ぶ際には、確実に水はけのよいものを選びましょう。
できれば専門の業者から人工芝のサンプルを取り寄せ、触り心地や芝糸の状態を確認してから施工を依頼しましょう。
水はけのよさを確認するには、届いたサンプルをバルコニー置いて、水を流してみる方法があります。
こうすることで、水はけのよさを確認できるだけでなく、芝生から流れた水が排水溝にしっかり流れていくかどうかを確認できます。
2.真夏の炎天下では高温になるため、やけどに注意
天然芝はヒートアイランド現象の緩和に役立つと言われていますが、残念ながら人工芝にはそのような機能はありません。
人工芝は、熱を溜めやすい素材でできています。
夏に強い日差しがあたると、人工芝の温度は50℃以上に上昇することもあり、素足ではとても歩けません。
コンクリートの駐車場を素足で歩くイメージをお持ちください。
夏になると、小さいお子さんがいるご家庭ではバルコニーの芝生の上に幼児用のプールを置いて遊ぶ方もいらっしゃると思いますが、その際は素足ではなく、サンダルを履くようにしましょう。
また、気化熱を利用することで簡単に温度を下げることができますので、サッとホースで霧状にした水を撒くことでも予防できます。
3.湿気に注意し、重量のあるものを長期間置かないようにする
テーブルやイスを定期的にずらして、芝生が起きた状態を維持しつづけるようにしましょう。
DIYするときのコツ
DIYでバルコニーに人工芝を敷く場合、人工芝は上記でご案内した通り、専門店からサンプルを取り寄せて実物を比較する方法をお勧めします。
また、ホームセンターや園芸店などに直接足を運んで選びましょう。
水はけのよさや触り心地を確認し、価格などを比較して納得した上で購入するようにしましょう。
実際にDIYするときは、敷設前にバルコニーをきれいに掃除しておきましょう。
バルコニーについた汚れを落とし、ごみを取り除いておきます。
水洗いを行った場合は1日以上かけて乾燥させ、完全に乾いたことを確認したら敷説開始です。
バルコニーと芝生の下地の間に水分を溜め込まないよう、天気のいい乾燥した日に作業をするのがベターです。
最後に、最も注意していただきたいポイントは、台風や突風で人工芝が飛ばされてしまわないように、しっかりと対策を施すことです。
人工芝を床面に接着剤で圧着する方法がベストです。
接着剤はホームセンターで購入することができるシリコーンシーラント(防カビ剤入り)をお勧めします。
ただし、マンションの管理規定などによって、床面に接着剤が使用できない場合は、植木鉢などの重石を活用しましょう。
気になる価格について
人工芝の敷設は、DIYしたほうが断然安上がりとなります。
しかし、屋上などの風当たりが強い場所に設置する際は、人工芝のプロに施工を依頼した方が安心です。
また、測量や芝生のカット、ジョイント部分の確認など、面倒な作業を一手に引き受けてくれるので、DIYが苦手な方や忙しくてDIYする暇がないという方におすすめです。
気になる価格については、人工芝は天然芝より10倍以上の費用がかかるとも言われていますが、敷設する広さや芝生の種類によって違います。
まずは業者に見積もりの作成を依頼し、価格について調べてみましょう。
バルコニーに人工芝でアウトドアリビングを楽しみましょう
バルコニーの人工芝は、湿気にさえ気をつけていれば長期間にわたってその景観を楽しむことができます。
もし人工芝の敷設を検討されているなら、人工芝のプロフェッショナルである当社にお気軽にご相談ください。